喫煙と呼吸器疾患 タバコの煙には200種類以上の有害成分が含まれており、全身の臓器に悪影響をおよぼします。タバコを吸っていると多くの種類のガン、心筋梗塞、脳卒中にかかる危険が高くなり、タバコを一本吸うと11分ほど寿命が短くなるといわれます。特に呼吸器系は影響をうけやすく、肺ガン、COPD、気管支ぜんそく、自然気胸、睡眠時無呼吸症候群など多くの疾患がひきおこされます。
COPD(慢性閉塞性肺疾患) タバコの煙により肺に炎症と破壊がおきて息ぎれ、せき、たんに悩まされる病気です。 肺は肺胞という小さな袋が集まりきめの細かいスポンジのようにみえますが、COPDでは肺胞が破壊されより大きな袋になりスカスカのヘチマのようになってしまいます。肺胞の破壊はタバコを吸い続けるかぎり進み、いずれ酸素吸入が手ばなせなくなります。COPDは肺機能検査(スパイロ検査)と胸部のCT(コンピューター断層撮影)により診断されます。病気の進行を止めるにはまず禁煙です。そのうえで症状を楽にしたり運動能力を改善するために吸入療法、呼吸リハビリテーション、酸素療法などが行われます。