野球肩で起こる肩関節前方不安定症というのは繰り返す投球動作が原因で、肩の前の方がゆるくなって、ボールを投げる時に痛みや違和感(肩が抜けそうな感じ)が起きる状態のことです。
投球動作のコッキングから加速期にかけて肩関節は過外旋され、その反動で肩の前の方に大きな力が加わります。
投球動作を繰り返していると肩の前に大きな力が加わり、関節包がゆるんできて肩が前後方向にブレるようになります。このブレを押さえるために肩関節のまわりの腱板が働きますが、頑張りきれなくなると腱板自体も傷んでしまいます。前方へのストレスが大きいと靭帯や関節唇が切れることがあります。
特に投手・捕手の場合は、ボールを投げる頻度が他の野手に比べ圧倒的に多いので、肩の前方の障害が出やすいです。

投球時、コッキング期から加速期での肩の痛みや亜脱臼感があります。
MRI検査をし、投げすぎによるものなのか、外傷(けが)が原因で起きたものなのかを判別します。
保存療法を症状が改善されないような場合、はがれた関節唇や緩んだ関節包を手術で修復します。
当院では内視鏡を入れて行いますので、創も小さく術後の回復も早いなどメリットが多く、これまで多くの野球選手が高い復帰率を得ています。
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