医療法人社団 悠仁会 羊ヶ丘病院 整形外科リハビリテーション科

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撓骨遠位端骨折

疾患の定義と原因

colles_smith01主に転倒時手を着くことにより、前腕の2本の骨のうち親指側の骨、橈骨が骨折します。
比較的骨粗鬆のある高齢者に多く発生しますが、どの年齢においても骨の強度以上の力が加われば起こります。

治療

主にレントゲンで診断されますが、治療方針を決めるポイントは、ズレの有無、関節内に骨折が及ぶか否かです。

保存療法

ズレがない、又はズレているが許容範囲内である場合、ズレていたのを徒手整復し安定している場合は、保存療法(ギプスによる外固定)を選択します。固定期間は状況によりますが、4週~6週間です。
保存療法で最も注意が必要なのは、骨折部のズレの進行でなく、指などの受傷部以外のむくみから関節が固まる、拘縮(こうしゅく)です。
骨がきれいについても指がカチンコチンでは元も子もありません。早期より固定部以外の訓練を開始します。

手術療法

ズレが大きく、徒手整復しても戻らない、又はすぐズレてしまう、ギプスの中でズレてきてしまったり、バラバラの骨折の場合は手術療法を選択します。
手首の手のひら側より展開し、骨折部を合せた後、プレートとネジで固定します。
術後数日より可動域訓練を開始し、約3ヵ月ほど通院でリハビリ、レントゲンでの確認を行います。
手術は全身麻酔下に行われ、2泊3日程度の入院を要します。
比較的粉砕が強い骨折でもこのプレートのみで固定可能ですが、よほどの場合は、創外固定器、人工骨、手関節鏡などのオプションを要する場合があります。

手・肘

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