足関節外側靭帯は、足関節の外くるぶしの下端についている3つの靭帯です。
前距腓靭帯、踵腓靭帯、後距腓靭帯です。
スポーツの最中、段差を踏みはずした際に足を内側にひねって受傷します。スポーツ外傷の中では最も頻度の高いケガです。最も損傷頻度が高いのが前距腓靭帯です。次いで踵腓靭帯で後距腓靭帯を損傷することは稀です。損傷の程度によって3段階に分けて治療方法が決められます。
適切な治療をおこなえば、手術をすることなく良好に治癒し、スポーツ復帰も可能です。
放置したり、治療がうまくいかない場合には、足関節に痛みや不安定性が残り、 しょっちゅう捻挫を繰り返すことになります。また足関節の動きが制限され正座ができなくなります。
当院では、関節鏡を使用して解剖学的足関節外側靭帯再建術を実施しています。
手術等にかかる費用は、年齢・収入により異なります。こちらをご覧ください。
約1週間の入院と、その後の通院でのリハビリで対応しています。
手術後、日常生活復帰に約1ヵ月、スポーツ復帰に約3ヵ月を要するため、手術治療を選択する場合は、時間的余裕と復帰に対する意欲が必要です。
あらかじめ、準備されたプロトコールに従って、リハビリは進められます。
当院のリハビリプロトコールは、プロフェッショナルなアスリートを対象として作成されていますので、一般の方が、このプロトコールよりも1~2週間遅れても何ら心配はありません。
十分な筋力の回復なしには、競技レベルのスポーツに復帰するのは再受傷の危険性もあり薦められません。