医療法人社団 悠仁会 羊ヶ丘病院 整形外科リハビリテーション科

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外反母趾のリハビリテーション

外反母趾のリハビリの特徴

外反母趾とは、親指の付け根が外側にでっぱり、指先が小指側に変形した状態をいいます。変形が強くなると、痛みやしびれ・足裏にタコなどができ、靴を履いて歩くことが困難となるケースもあります。その症状を呈す多くは女性で、原因は履物などの環境的要因と、遺伝的・先天的要因などがあげられます。外反母趾の変形や痛みが軽度の場合は、運動やストレッチ・装具などで疼痛の改善と予防を期待します。変形が重度の場合は手術が適応となります。

外反母趾は仕方がないと、治療をあきらめている方は多いと思います。 また、間違った認識の元に靴を選んで症状を悪化させるケースもよく見かけます。当院では、患者様の症状や生活環境などを踏まえたうえで適切なリハビリを提案し、 症状の改善に努めます。外反母趾の治療は、個々の症状によって様々ですが、ここでは当院で行われている一般的なリハビリの内容をご紹介いたします。

保存療法

外反母趾が進行し足部の形が崩れると、バランスが悪くなったり、歩容が乱れるなど、転倒の危険性もでてきます。リハビリでは、このような機能低下を改善させるための筋力トレーニングやライフスタイルの指導が行われます。トレーニングが自宅で継続しておこなえる様に、患者に合った楽しく簡単なものを考案したり、正しい姿勢や歩き方を指導します。

靴の選択は重要で、特に女性の靴は多種多様で、おしゃれな靴にこだわる方も少なくありません。 当院では、個々の足の形や歩容など身体全体を評価した上で、個別にアドバイスをおこないます。ここでは、自宅でもできる簡単なリハビリから、当院でのフォローまでを詳しく説明いたします。 また、外反母趾の手術を行った患者様も同じトレーニングをおこないます。

1.ゆびの間のストレッチ

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外反母趾は変形が進むと、母趾と2趾の間の筋肉が固くなります。放っておくと、固くなった筋肉が更に母趾を内側に引き寄せ、外反母趾を進行させます。その予防のためにも、ストレッチが重要となります。

 2.ゆびの筋力トレーニング

外反母趾の予防や進行を防ぐためには、筋力で変形を阻止しなければなりません。母趾を外側に開く筋肉は、外反母趾の変形予防には重要で、バランスを崩して転倒するのを防ぐ役割も兼ね備えています。ゆびじゃんけん・タオルギャザー・ビー玉つかみは、特に有効な方法です。

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3.歩き方の見直し

外反母趾により痛みがあったり、歩きにくくなったり、いろいろな症状を呈する場合、歩き方は乱れます。それにより、腰痛や膝関節痛など、2次的な障害につながることもあります。 個々の歩き方の癖を把握し、指導することが重要です。また、当院では『Pedar(ペーダー)』という足底圧計測器を使用し、歩き方のチェックを行います。

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実際に足の裏にかかる重さや重心の移動を測定することで、より客観的に歩行を解析し、患者様に的確なアドバイスを行うことが可能となります。適切な歩き方は、外反母趾の進行や再発予防のみならず、健康維持のためにより大切です。

4.履物の見直し

外反母趾を誘発させる大きな原因のひとつに、「合わない履物を履いていること」はよく耳にすると思います。外反母趾だからと言って、幅の広すぎる靴を選び、足が靴の中で遊んでぶつかって、 更に痛みを強めた経験はありませんか?大きい靴が良いとは限りません。靴選びは非常に重要となります。 特に女性の靴は多種多様で、おしゃれな靴にこだわる方も少なくありません。

当院では、足の形を計測して3Dで確認できる装置を導入して、正確な足型を測定することができます。個々の足の形を正確に把握し、適切な靴のアドバイスを行ったり、必要であれば足底板などの提案をします。

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手術後療法

外反母趾の手術を受けられた後は、翌日からリハビリを開始します。

前足部免荷装具装着(術後1週目)

術後1週目から「前足部免荷装具」を使用して歩くことが可能となります。この装具を利用すれば、ほとんどの日常生活は問題なく過ごすことが可能です。(前足部免荷装具は、当院倉医師が考案しました)

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母趾の可動域練習(術後3週目)

術後3週目より、手術をした母趾の可動域練習を開始し、 およそ2ヵ月で装具を外して通常通りの生活を送ることができます。

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定期的なアドバイス

また術後も定期的に患者様の状態を検査し、歩容の改善や再発予防に対し的確なアドバイスをおこないます。

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外反母趾のリハビリのスケジュール

時期 リハビリの種類 リハビリの頻度・時間の目安
術前 現在の関節の可動範囲を確保しておく、または拡げる目的で関節可動域練習を行います。また、手術後は体力が低下しますので、筋力を確保しておくことを目的に全身的な筋力トレーニングを行うこともあります。
手術当日 リハビリはありません。手術の疲れを癒してください。
手術翌日~
退院まで
体力低下予防に患部外トレーニング、日常生活動作練習などを行います。術後1週からは、前足部免荷装具を使用して歩行練習が開始されます。 1日40分を2回、午前・午後に行います。
~術後8週 術後4週から部分荷重を開始し、術後8週を目安に全体重をかけられるようにしていきます。全体重をかけられるようになれば前足部免荷装具を外して歩行ができるようになります。 状況に合わせて1~2回/週のペースで20分程のリハビリを行います。
~およそ3ヶ月 正常歩行獲得を目指して歩行練習、関節可動域練習などを行います。 状況に合わせて1回/週のペースで20分程のリハビリを行います。
その後… 倉医師の診察に合わせて状態のチェック、日常生活での悩み等、相談に応じます。 倉医師の診察毎に行います。

*リハビリ前後の留意事項

リハビリを受けることで満足される方もいらっしゃいますが、基本的には日常での運動、生活の仕方がリハビリには重要となってきます。リハビリを行って動かしやすくなった母趾を自宅に帰ってからどのように扱っていくかが大事になります。受身にならず能動的に取り組んでいただけたらと思います。

よくあるご質問

Q:いつ頃になったら通常の靴を履いて歩くことができますか?

A:基本的には術後8週が経って、全体重がかけられるようになれば靴を履くことができます。しかし、術後はどうしても足がむくみやすいので、むくみの影響がなくなってから靴を合わせることをお勧めします。

Q:手術後、足がむくみます。どうしたら良いでしょうか?

A:手術後は母趾の動きに合わせて足部各関節の動きが鈍くなることが多いです。そのため、足部に血流が鬱滞することになり、むくみとして生じてきます。生じたむくみは足を心臓より高く保つ、趾先・足関節の運動をするなどの対処法で一時的に軽減することができます。根本的には足部に血流が鬱滞することを無くさなければならないので、関節の十分な可動域を獲得し、歩行時に十分な関節運動を伴わせることが必要となります。

Q:夜寝るときにも装具は付けていなければいけないのですか?

A:基本的には外していただいて構いません。もし患部が気になるようでしたら、手術後から装具を着けるまでの間に患部につけている「シーネ」という固定材を付けて寝るといいかと思います。また、座っている時など、足部に体重をかけていないときに装具を外すのは原則問題ありませんが、急に立ち上がるなど、装具を外した状態で母趾に体重をかけないようご注意ください。

リハビリテーション科

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